2025年5月23日

わたしたちのトートバッグができるまで

わたしたちのトートバッグができるまで

テキスタイルから始まる、ものづくりの物語

tote×tote のトートバッグは、ただの「バッグ」ではありません。
それぞれのデザインには、私たちがこれまでに描いてきたテキスタイルの記憶と想い、そして「今届けたい」という直感が詰まっています。

私たちは、これまでに数多くのテキスタイルデザインを手がけてきました。色と形、柄と余白。それぞれのデザインには、その時々の感性が反映されています。
そしてその膨大なアーカイブの中から、「今、このデザインをカタチにしたい」と感じた柄をセレクトするところから、バッグづくりは始まります。

ただし、選んだデザインをそのまま使うわけではありません。
バッグに仕立てたときにより魅力的に見えるように、必要に応じて色を変更したり、サイズや配置を微調整したりと、細やかな調整を行っていきます。これは一人で決められるものではなく、チームで意見を出し合いながら、丁寧にディスカッションを重ねていくプロセスです。

最終的にバッグの大きさに合わせて、色味や柄のスケール、プリントの配置をミリ単位で調整し、ようやくプリント用のデータが完成します。そのデータを提携している工場へ送り、生地へのプリントが行われます。

生地がプリントされて上がってきたら、次に行うのは「チェック」。
一枚一枚、手に取って色の出方や柄の見え方を確認します。紙ではなく布にプリントするからこそ、思いもよらない色のブレや濃淡が出ることもあり、それを見逃さないように慎重に確認します。

そして、確認が済んだ生地は縫製工場へと運ばれます。
縫製工場では、熟練の職人さんがトートバッグとして仕立ててくれます。裁断、縫製、仕上げ――この工程もまた、手仕事の積み重ねです。

わたしたちのトートバッグができるまで

こうして、やっとひとつのトートバッグが完成します。

私たちにとってバッグは、日々の暮らしのなかに自然と溶け込む存在でありながら、持つ人の個性や気分をそっと支えるもの。だからこそ、使い心地や見た目の美しさはもちろん、その裏側にある「ものづくりの丁寧さ」も大切にしたいと考えています。

tote×toteのトートバッグは、テキスタイルの記憶から始まり、たくさんの手と想いを経て、あなたの手元へ届きます。
ぜひ、そんな物語を想像しながら、日々のパートナーとして選んでいただけたら嬉しいです。